2021.11.08
【定点観測】岡山県の有効求人倍率-2021年9月、前月比横ばいの1.38倍
2021年9月の岡山県の求人倍率は「1.38倍」
8月に大きく悪化した岡山の求人倍率ですが、9月は悪化せず、8月と同倍の『1.38倍』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求人数が前月に比べて0.1%減少したのに対し、有効求職者数も0.6%減少したことから、倍率としては変わらずという結果となっています。
![有効求人倍率の推移(全国・中国5県)21年9月.png](https://rs-okayama.net/staffblog/%E6%9C%89%E5%8A%B9%E6%B1%82%E4%BA%BA%E5%80%8D%E7%8E%87%E3%81%AE%E6%8E%A8%E7%A7%BB%EF%BC%88%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%83%BB%E4%B8%AD%E5%9B%BD5%E7%9C%8C%EF%BC%8921%E5%B9%B49%E6%9C%88.png)
主な産業の新規求人動向(対前年度比)
<増加>
金融・保険(+57.8%)、生活関連サービス・娯楽(+22.2%)、製造(+22.1%)、学術研究・専門技術サービス(+11.1%)、医療・福祉(+10.1%)、サービス(+8.6%)、卸売・小売(+8.3%)
<減少>
宿泊・飲食サービス(-26.0%)、不動産・物品賃貸(-20.9%)、情報通信(-11.3%)、建設(-3.1%)
(参照-岡山労働局 雇用情勢)
産業によっては新型コロナの影響がタイムリーに出ることから、全体としては今後も細かく増減を繰り返すことになるかもしれません。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年8月(1.38倍)
-2021年7月(1.45倍)
-2021年6月(1.45倍)
-2021年5月(1.41倍)
-2021年4月(1.42倍)