2021.08.03
【定点観測】岡山県の有効求人倍率-2021年6月、0.04ポイント上昇の1.45倍
2021年6月の岡山県の求人倍率は「1.45倍」
6月の求人倍率は昨年7月以降もっとも高い『1.45倍(0.04ポイント増)』となりました。
厚生労働省が発表する統計値の一つで、「求職者1人に対して、企業などから何件の求人があるか」を示します。有効求人倍率が1倍を上回ると求職者よりも求人数の方が多い(企業にとって人手が不足している)状況で、逆に1倍を下回ると求人数より求職者数が多い(求職者にとって仕事探しが難しい)状況となります。
有効求人数が前月に比べて0.1%増加したのに対し、有効求職者数が同2.8%減少となったことから、倍率としては2ヶ月ぶりに上昇する結果となっています。
なお、前年同月と比べた新規求人を産業別に見ると、建設、製造、サービスなどは増加が続く一方、卸売・小売などは減少が続き、業種によってコロナ禍の影響が色濃く出る状況となっています。
<増加>
製造(+25.7%)、生活関連サービス・娯楽(+17.0%)、サービス(+15.2%)、学術研究・専門技術サービス(+3.5%)、医療・福祉(+1.4%)、建設(+0.2%)
<減少>
不動産・物品賃貸(-33.8%)、宿泊・飲食サービス(-27.0%)、情報通信(-22.7%)、金融・保険(-6.0%)、卸売・小売(-3.8%)
(参照-岡山労働局 雇用情勢)
新規求人数の増加がここにきて一服している感がありますが、求職者も減少(求職活動を控える人の増加)が続いていることから、今後また倍率は上昇傾向となっていくかもしれません。引き続き変化を注視していきたいと思います。
過去の求人倍率
-2021年5月(1.41倍)
-2021年4月(1.42倍)