岡山県の特色
岡山県の基本情報
面積
7,114.33k㎡
国土地理院
「令和3年全国都道府県市区町村別面積調」より
人口
1,890,000人
総務省統計局「日本の統計2021」より
人口密度
265.66人/k㎡
小数第三位以下四捨五入
岡山県の紹介・特徴
山陽自動車道の中央に位置し、東は兵庫県、西は広島県に隣接する岡山県。南は瀬戸内海を臨んで四国に、北は山陰地方と接していることから、中四国地方の交通の結節点として古くから重要な位置にあります。県北部は中国山地と温泉があり、南部は穏やかな海と多島美に彩られた瀬戸内海が広がっています。
また、穏やかな瀬戸内海気候帯に属し、1年を通じて晴天が多いことも特徴です。降水量1mm未満の日が276.8日と全国でもっとも多いことから「晴れの国」として知られています(参照:気象庁「全国気候表(1981~2010年)」の平年値)。降水量が少ないものの、吉井川、旭川、高梁川という3つの河川が常に豊かな水をたたえており、海、山、川と自然に恵まれた岡山県はとても住みやすく過ごしやすいところです。
岡山県の
産業・仕事について
産業構造
産業大分類 | 企業数(社) | 割合 |
---|---|---|
卸売業、小売業 | 13,285 | 23.2% |
建設業 | 6,984 | 12.2% |
宿泊業、飲食サービス業 | 6,364 | 11.1% |
生活関連サービス業、娯楽業 | 5,599 | 9.8% |
製造業 | 5,570 | 9.7% |
不動産業、物品賃貸業 | 4,380 | 7.7% |
医療、福祉 | 4,307 | 7.5% |
サービス業(他に分類されないもの) | 4,058 | 7.1% |
学術研究、専門・技術サービス業 | 2,496 | 4.4% |
教育、学習支援業 | 1,547 | 2.7% |
運輸業、郵便業 | 1,166 | 2.0% |
金融業、保険業 | 481 | 0.8% |
情報通信業 | 413 | 0.7% |
農業、林業 | 346 | 0.6% |
複合サービス事業 | 120 | 0.2% |
漁業 | 26 | 0.0% |
鉱業、採石業、砂利採取業 | 26 | 0.0% |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 15 | 0.0% |
合計 | 57,183 | 100.0% |
(総務省統計局「経済センサス」より)
産業の特徴
天災の少ない温暖な気候、広域物流に適した交通網の利便性などから、全国と比較すると第2次産業の割合が高くなっています。全国でも有数の工業地帯である水島臨海工業地帯(水島コンビナート)を抱え、三菱自動車、JFEスチール、旭化成、クラレ、日清オイリオなど大手企業の生産拠点が集積。水島港からはアジア各国に18航路・週19便の定期コンテナ便も就航しています。
また、江戸時代の綿花栽培をルーツとして、足袋・学生服・作業服など、「繊維のまち」としても発展。県の最南端に位置する倉敷市児島は、1965年に日本で初めて国産ジーンズを生み出したことで知られています。この「ジーンズの聖地」児島では、今もジーンズ関連の100以上の関連企業が集積しています。それ以外にも教育分野、医療・介護分野、食品分野、サービス分野など第3次産業においても全国に名を馳せる成長企業が多くあります。
有効求人倍率・平均年収
有効求人倍率 (2022年11月/厚生労働省 「一般職業紹介状況」より) |
1.58倍 |
---|---|
平均年収(男女計) (2019年/厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より) |
32歳/385.0万円 |
37歳/419.4万円 | |
42歳/455.6万円 | |
47歳/478.7万円 |
上場企業一覧(証券コード順)
社名 | 本社所在地 | 業種 | 市場 |
---|---|---|---|
株式会社大本組 |
岡山県岡山市 |
建設業 |
スタンダード |
E・Jホールディングス株式会社 |
岡山県岡山市 |
サービス業 |
プライム |
オルバヘルスケアホールディングス株式会社 |
岡山県岡山市 |
卸売業 |
スタンダード |
大黒天物産株式会社 |
岡山県倉敷市 |
小売業 |
プライム |
倉敷紡績株式会社 |
岡山県倉敷市 |
繊維製品 |
プライム |
株式会社サンマルクホールディングス |
岡山県岡山市 |
小売業 |
プライム |
株式会社クラレ |
岡山県倉敷市 |
化学 |
プライム |
株式会社岡山製紙 |
岡山県岡山市 |
パルプ・紙 |
スタンダード |
東和ハイシステム株式会社 |
岡山県岡山市 |
情報・通信業 |
スタンダード |
株式会社アルファ |
岡山県岡山市 |
サービス業 |
スタンダード |
株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ |
岡山県岡山市 |
銀行業 |
プライム |
株式会社ウエスコホールディングス |
岡山県岡山市 |
サービス業 |
スタンダード |
株式会社TAKISAWA |
岡山県岡山市 |
機械 |
スタンダード |
タツモ株式会社 |
岡山県岡山市 |
機械 |
プライム |
株式会社はるやまホールディングス |
岡山県岡山市 |
小売業 |
スタンダード |
株式会社テイツー |
岡山県岡山市 |
小売業 |
スタンダード |
萩原工業株式会社 |
岡山県倉敷市 |
その他製品 |
プライム |
株式会社トマト銀行 |
岡山県岡山市 |
銀行業 |
スタンダード |
岡山県貨物運送株式会社 |
岡山県岡山市 |
陸運業 |
スタンダード |
株式会社ベネッセホールディングス |
岡山県岡山市 |
サービス業 |
プライム |
株式会社天満屋ストア |
岡山県岡山市 |
小売業 |
スタンダード |
※複数の市場に上場の場合、代表的な市場のみを記載しております。また、更新日によって、最新状況と異なる場合がございます。
転職市況サマリー
新型コロナウイルスの影響により求人倍率は下降傾向にあるものの、全国(1.09倍)と比較しても依然として高水準を保っています。引き続き採用意欲が高い製造業では機電系エンジニアの求人ニーズが活況なほか、最近では業種に関わらずDXの波が押し寄せる中で、社内SEを含むITエンジニアや、デジタル戦略系の人材が求められることが増えています。また、ビジネスや組織の変革を推進するため、コーポレート機能を強化する企業が増えています。経理・財務、人事、法務などの管理部門や、経営企画・事業企画といったビジネスの上流を担うポジションでは、即戦力採用へのシフトが顕著で、2019年と2020年を比べると平均年齢は5.1歳上昇しています(弊社紹介実績)。
岡山県の暮らしについて
家賃相場(月平均/円)
1R(20~29㎡) | 39,759 |
---|---|
1LDK(40~49㎡) | 48,408 |
2LDK(50~59㎡) | 52,038 |
3LDK(60~69㎡) | 51,375 |
(2018年/総務省統計局「住宅・土地統計調査」より)
地価(坪単価平均/円)
1 | 岡山市北区 | 522,459 |
---|---|---|
2 | 岡山市中区 | 251,391 |
3 | 早島町 | 181,404 |
4 | 倉敷市 | 174,693 |
5 | 岡山市南区 | 174,318 |
(2021年/国土交通省「地価公示」より)
ライフスタイル
地震や台風といった自然災害が少なく温暖な気候、商業施設など都市機能の充実、高度医療を提供する医療機関の集積といった理由から「住みやすさ」には定評があります。縦横に伸びる高速道路網、岡山駅で8路線が交わる鉄道網、3,000mの滑走路を有する岡山空港など、交通アクセスの利便性の良さも住みやすさの大きな理由の一つとなっており、岡山市が行った市民意識調査では、約8割が「住み続けたい」と回答(参照:岡山市「令和元年度市民意識調査」)。移住先としても人気の県となっています。
住宅事情を見ると、家賃相場は東京都区部に比べて約半分となっています。また車社会ということもあり、家賃に1台分の駐車場代が含まれている物件が多いのも特徴です。持ち家の場合は郊外に住んでマイカー通勤する人も少なくありません。最近では「杜の街グレース 岡山 ザ・タワー(岡山市北区)」など高層タワーマンションの開発も進んでおり、住まい選びの選択肢は多いと言えます。
通勤方法・時間
JRの駅近辺に通勤する場合は電車で、それ以外はマイカー通勤が主流です。通勤時間帯は渋滞が発生することも多く、10km以内でも30分程度かかることがあります。そのため、公共交通機関や徒歩、自転車での通勤を促す取り組み「スマート通勤おかやま」が官民一体で進められており、新しい生活様式の中で、通勤スタイルも変わりつつあります。
自治体による暮らしの支援
岡山県移住ポータルサイト「おかやま晴れの国ぐらし」では、“お試し住宅”や“空き家改修補助”など、移住・定住支援制度が多く紹介されています。また、「岡山県空き家情報流通システム」により、官民協働で空き家情報が公開されています。
最新の情報や詳細は各自治体のホームページをご覧ください。
岡山県の子育て・教育について
幼稚園・保育園数
国公立 | 私立 | |
---|---|---|
幼稚園 | 194 | 30 |
(2020年/文部科学省「学校基本調査」より)
国公立 | 私立 | |
---|---|---|
保育所 | 129 | 208 |
幼保連携型認定こども園 | 47 | 36 |
保育所型認定こども園 | 14 | 6 |
(2019年/厚生労働省「社会福祉施設等調査」より)
子育てのしやすさ
豊かな自然に恵まれ、また大型商業施設も多いことから子育てには事欠かない環境と言えます。車社会であることも加わり、北は大山、東は神戸、西は尾道や広島、南は四国と、1~2時間程度で東西南北にアクセスできるため、日帰りも含めて家族でレジャーを楽しむことができます。
なお待機児童数は減少傾向にあるものの、特に岡山市は全国的に見ても多い水準で、市が掲げる「2022年4月の待機児童ゼロ」に向けては課題を残しているのが実情です。市では保育士の新規採用や“潜在保育士”の復職支援などにより早期の解消を目指しています。
学校数
国公立 | 私立 | |
---|---|---|
小学校数 | 385 | 4 |
中学校数 | 155 | 10 |
高校数(通信教育を含む) | 63 | 23 |
大学数 | 3 | 15 |
(2020年/文部科学省「学校基本調査」より)
教育環境
第2次産業が盛んなことから工業・商業など実業高校も多く、公立校のバリエーションは豊かです。県内有数の進学校である岡山朝日高校や岡山操山高校、岡山芳泉高校など(いずれも県立)には既卒者を対象とする補習科が今なお残っているのも特徴です。また、岡山白陵高校や岡山高校(いずれも中高一貫)など私立の実力校も多く、進学の選択肢は多いと言えます。
また岡山県は江戸時代から藩校や閑谷学校、寺子屋などが多く開かれた歴史的背景から「教育県」として知られており、県が策定する「晴れの国おかやま生き活きプラン」では、「教育県岡山の復活」を重点戦略と位置付け、様々な施策が実施されています。
自治体による子育て・教育の支援
子育てポータルサイト『おかやま はぐくま~れ』や『こそだてぽけっと』では、妊娠・出産から育児、イベント情報、病気や怪我など“いざというとき”に至るまで、子育てに関する情報が集約されています。また地域全体で子育てをする文化は昔ながらで、豊富な育児支援制度に加え、地域の子ども同士・親同士の交流も盛んです。乳幼児と保護者が気軽に訪れて相互に交流したり子育て相談ができる子育て支援拠点「ももっこステーション」は県下で140拠点を超え、提示すれば子育て応援サービスを受けられる「ももっこカード」の協賛店舗は2,300店舗以上にのぼります。県が策定する「岡山いきいき子どもプラン」のもと、県ぐるみで様々な取り組みが進められています。
最新の情報や詳細は各自治体のホームページをご覧ください。
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