2022.12.23
年末雑感~キャリアコンサルティングの重要性
リージョナルキャリア岡山のコンサルタント、瀬川です。早いもので、今年も残すところあとわずかとなりました。
強い寒波の流れ込みで厳しい寒さになっており、ようやく「年の瀬」という感じがしてきましたね。
今回が今年最後のブログとなりますので、来年に向けての抱負といいますか、ちょっと最近思っていることについてつらつらと書いてみたいと思います。
最近私が思っていることは、「これからますますキャリアコンサルティングの重要性が増していくのではないか」、そのため、「今以上にもっともっとキャリアコンサルティング力を養っていかないといけない」ということです。
なぜ、そう思うのか?
それはここ数年の求職者の転職活動の変化にあります。詳しく言うと、「ビズリーチ」や「リクルートダイレクトスカウト」など、スカウト型(登録型)転職サービスの登場と普及です。
スカウト型(登録型)転職サービスがこれだけ普及しているのは、それだけ求職者に求められていることの表れでしょう。そして実際に、多くの方がこの手段で転職先を決めています。
ただ一方で、私がちょっと悩ましいなぁと感じているのが、転職の軸を決めずに、自分のことを見つめないままに、求人と求人の比較だけで転職先を決めてしまっている方がとても多い、ということです。
※念のため言っておきますが、決してスカウト型(登録型)転職サービスそのものを否定しているわけではありません。求職者が転職活動を行う上で、その手段が多様化することは非常に良いことだと思っています。
転職を考えるようになった理由や本気度は人それぞれでしょう。職場や家庭の事情もあれば、最近では「それほど本気で考えていないが市場価値を知りたい」という理由で登録をされる方も多いでしょう。
そうすると、登録したとたんに数多くのスカウトメールが届きます。もちろん個人差はありますが、50通以上のスカウトメールが届く人もざらで、まるで求人の波に飲み込まれるような感じです。(いいすぎでしょうか?笑)
そこで、スカウトがあった求人と求人を比較し、優先順位をつけ、応募・選考と進んでいくわけですが・・・ちょっと待ってください、一旦立ち止まりましょう、と言いたいのです。
転職先を決める上で重要なことは、「求人と求人の比較」ではなく、「求人と自分の"転職軸"がどれだけマッチしているか」であると思うのです。
転職軸、つまり転職によって何を得たいのか、何を実現したいのか、といったことが明確でない状態のまま、転職先を決めてしまうのは危ういと言わざるを得ません。
でも、ざっばーんと求人の波に飲み込まれてしまうと、選考もどんどん進んでいきますから、立ち止まって考える時間もありません・・・。
このような傾向は今後も強くなっていくのではないかと感じており、だからこそ、キャリアコンサルティングの重要性が増していくと思います。
「一旦立ち止まって、一緒に転職軸を明確にしませんか?」と-。
2023年、自分自身のキャリアコンサルティング力により磨きをかけられるよう精進したいと思います。
みなさん、良いお年をお過ごしください。そして、また来年もよろしくお願い致します!