2022.09.15
「クラリーノ」でお馴染みの世界的メーカー・クラレ。創業の地、倉敷に100億円の投資へ
リージョナルキャリア岡山のコンサルタント、瀬川です。先日、娘の参観日に顔を出してきました。
長女は4年生で二女は2年生。本当に成長が早いですねぇ。入学当時の写真を見返していると、、、うぅぅ、、、思わず涙腺が緩んでしまいます、、、(涙)
そして、来春には三女が小学校に進学。
長女と二女は妻がちょっとこだわりのランドセルを購入していましたが、三女ともなると、こだわりどころか、まだ購入もしておりません・・・(苦笑)
まぁ、こだわりと言っても、素材はやっぱりクラレ社のクラリーノに限ります。明らかに天然皮革のものと比べて軽いですし撥水性もありますしね。
(出典:株式会社クラレHP)
実は私、正直なところ、「リュックでよくね?」派ではあるんですが、岡山担当のキャリアコンサルタントとしては、クラレ社にはがんばってもらいたいので、三女もクラリーノ使用のランドセルをチョイスしようと思います。
(※)株式会社クラレ
創業の地は岡山県倉敷市。社名はかつての「倉敷レイヨン株式会社」に由来しています。
そんなクラリーノは、ランドセル用素材としては7割以上という圧倒的なシェアを占めています。
また、昨今、アディダスが「スタンスミス」に使用される素材を天然皮革から合成皮革に全面的に変更したことが話題となりましたが、今後も「サステナブルレザー」という流れの中でクラリーノも再注目されるように思いますし、つい最近もレノボ社が天板にクラリーノを使用したノートPCを発表して話題になっていました。
<参考>
・Z世代狙うPCに「クラリーノ」/日経クロストレンド
・エピソード1 クラリーノ/ななスパBIZ(テレビせとうち)
さてさて、そんなクラレ社ですが、ランドセル以上にわたしたちの身近なところに同社の素材が使用されています。
皆さん、今まさにこの記事をPCやスマホでご覧になっていると思いますが、そのデバイスの液晶ディスプレイの基幹部材である「偏光フィルム」。
その偏光フィルムのベースとなる「光学用ポバールフィルム」において、クラレ社は約8割の世界シェアを持っており、その生産や供給を同社の倉敷事業所と西条事業所(愛媛県)が担っています。
ある調査によると、2021年の偏光板業界の市場規模は138億ドル。これが2027年にかけて年平均4%で成長し、同年には174億ドルへと規模が拡大する見込みとのこと。
そんな市場の成長性を見込み、クラレ社は倉敷事業所に100億円を投資し、光学用ポバールフィルム生産設備の増設を決定。今月から工事を着工し、2024年7月の稼働開始を予定しています。
岡山が生んだ、"世界のクラレ"の動向に今後も注目です。