2021.11.19
可愛い名前だけどスゴいヤツ。「プルラン」って知ってる?
私は水遊び好きなもので、冬の到来はまったく嬉しくないですし、子どもたちも体調を崩しやすいので嫌なんですよねぇ~。。今はコロナコロナ言ってますが、冬の三大第感染症であるノロウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルスのいずれかを絶対に保育園や学校でもらってきますからね。。そして、ほぼ間違いなく家庭内パンデミックに・・・(泣)
しかも我が家のように子どもが4人いると、ほとんどの場合、それぞれ時間差で感染していくので本当に大変で、1周回ってようやく落ち着いたぁ~(ぐったり)と思ったら、別の感染で2周目スタート~みたいな。。。子どもには薬を飲ませるのも一苦労ですし、窒息の原因とか体重に合わせて処方量を調整しやすいとかあるのでしょうが、錠剤やカプセルにならないものかと常々思っています。
そんなこんなで(すみません前置き(というか愚痴)が長くなってしまいました)、いろいろ情報を見ておりましたところ、こんなレポートを発見。
空カプセルの市場規模、2026年に37億米ドル到達予測
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000920.000071640.html
高齢者人口の増加や栄養補助食品需要の増加に伴って、空カプセルの市場規模が2021年の26億米ドルから2026年には37億米ドルに達するとの調査結果が出たそうです。
また、日本ではまだそれほど多くないと思いますが、世界的に見ると宗教上の理由だけでなく、環境や動物保護の観点、健康上の理由からベジタリアンになる人が多く、動物性タンパク質であるゼラチンカプセルから天然由来の非ゼラチンカプセルの市場がより拡大していくということです。
非ゼラチンカプセルと言えば、以前にもご紹介した岡山の(株)林原が思い浮かびます。林原と言えば、やはり国内シェア90%を占めるトレハロースの印象が強いですが、医薬品や健康食向けカプセルやフィルムに使われる植物由来の素材『プルラン』の製造も行っており、2018年にはヘルスケア業界・ライフサイエンス業界向けのリーディングサプライヤーであるスイスのロンザ社と長期パートナーシップ契約も締結しています。
プルランは多糖類の一種で、「水に溶けやすい」「潤滑性や粘着性が高い」といったユニークな性質を多く持ち、食品、化粧品、医薬品分野などで用いられています。名前は可愛らしいですが、実はスゴいヤツなのです!
プルランカプセルの市場拡大に向けロンザ社と長期パートナーシップ契約を締結
https://www.hayashibara.co.jp/data/1675/press_tp/
紆余曲折を経て世界市場の製品となった多糖類「プルラン」
https://www.hayashibara.co.jp/data/70/rd_tp_four/
岡山の林原、家業脱し「国際バイオ企業」へ※有料会員限定
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC22DEQ0S1A021C2000000
プルランは、林原が真の国際企業・グローバル企業になるための強力なアイテムの一つと言えるのでしょう。この先もしかしたら、トレハ星人だけでなく、プルラン星人も誕生するかもしれませんね!(笑)
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