2021.07.16
「手を挙げた人にチャンスを与える」とある岡山の企業の素敵なお話
まぁ、でも激痛というほどのものではなく、ちょっと強烈な局所的筋肉痛?みたいな感じで、発熱もございませんし、仕事には全く支障はございません。逆に、ちょっと元気になったのでは、と感じるぐらいです!(気持ちの問題)
さて、元気と言えば、先日、岡山のある経営者と話をしていて、とても元気をもらいました。その企業は岡山に本社を置くITベンダーで、聞くと、今年の1月に新しい部署を立ち上げたのだそうです。立ち上げたのは企業のホームページや制作物のデザインを請け負う部署で、それ自体は他社でも手掛けていることではあるのですが、部署が立ち上がった経緯がとても素敵で、一人の女性社員についてのお話でした。
その女性は新卒で入社してインストレーション業務(PCや周辺機器のセットアップなど)を行っていた方で、結婚・出産を経て職場復帰し、総務部で時短勤務を行っていたようなのですが、以前からWEBデザインなどに興味を持っており、いつか本格的にやってみたいとの思いを持って独学で勉強をされていたそうです。
そのことを耳にした社長がその女性にひと言、「やったらええやん」。そして今年の1月に新しい部署が立ち上がり、その女性は新部署でデザイン・制作業務を行っているのだそうです。
(まるでサントリー創業者・鳥井信治郎氏の口癖のようなひと言にシビレます(笑))
いろんな経営者の方とお話をさせて頂くと、「出る杭は打たない」とか「手を挙げた人にチャンスを与える」といったことはよく聞きます。しかし、それについての具体的なエピソードがなかったり、実際にそこで働く社員の方に聞いてみるとギャップがあったり、なんてことがよくあります。
そんな中、一人の社員の一言から部署を立ち上げたという今回のお話。その方自身が目標を持って努力をしていたからという前提はもちろんありますが、この社長のように「手を挙げた人にチャンスを与える」を実際のものにする社長がもっともっと増えると良いな、と感じる出来事でした。