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その他2021.07.10

【転職ノウハウ】面接における志望理由の「OK」「NG」ってホント?

リージョナルキャリア岡山のコンサルタント、瀬川です。線状降水帯・・・ものすごい豪雨でしたね。。県内広い範囲に大雨が降って川が増水しております。私も川が大好きなもので、私の中の少年の心が疼き、ついつい増水した川を間近で見たくなってしまうのですが、増水した川は本当に危険ですので絶対に止めておきましょう!

あ、川が増水しますと、川や水路から離れた道路脇に避難したカニたちが身を寄せて潜んでいますので、大量捕獲するにはもってこいです。安全を確保した上で、よければ探してみてください(笑)


さて、以前、広島担当のコンサルタントが『Uターン転職の転職理由・志望理由はどう伝えれば良い?』という質問にアンサーしたところ、なかなかの反響を頂いたそうです。今回はその中で、志望理由について少し書き添えたいと思います。




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そもそも、なぜ志望理由を聞かれるのか


皆さんはなぜ面接で志望理由を聞かれるか考えたことがありますか?まずは、企業側の意図を紐解いてみましょう。

①数ある企業の中からなぜ自社を選んだのか知りたい(≒自社への志望度の強弱をはかりたい)
②自社についてきちんと事前に情報収集しているか知りたい(同上)
③応募者自身が転職理由やキャリアの方向性を明確にできているか知りたい(≒応募者が「大切にしたいこと」を知りたい)

主にはこれらの意図があり、特に、③を重視している企業が少なくありません。

例えば、志望理由として「成長産業で経験値を高められそうだから」「これまでの経験を活かせそうだから」「風通しの良い社風を感じたから」といった理由があったとします。これを聞くと、企業は、「なるほど、(経験値を高めたい人)(経験を活かしたい人)(社風を重視している人)なんだな」と感じます。

つまり、応募者が転職先を選ぶ上で、あるいはキャリアにおいて、何を大切にしている人なのか、そして、「自社が求める人物像とマッチしているか」を判断しているのです。



志望理由の「OK」「NG]ってホント?


転職ノウハウとして「志望理由はかくあるべきだ」「こんな理由はダメだ」といったものが多く見られますが、果たして本当なのでしょうか。これは少し私見が入りますが、一概にOKともNGとも言えないと思います。

例えばよく言われるのは、『「給与が高いから」という理由はNGだ』というもの。確かに、「お金だけで判断している」というのは聞こえが悪いかもしれませんが、こういう場合だとどうでしょう。企業が「お金に対して執着が強い人が欲しい。そういう人は仕事や成果に対して貪欲なマインドを持っているからだ」と考えている場合。企業が求めるものと応募者が求めるものは一致しますよね。

それから、『休みがしっかり取れそうだから』という理由。「労働意欲が低いのか」と取られる場合があるかもしれませんが、休みをしっかり取りたい理由が「育児にしっかり参加したいから」というものだったらどうでしょう。そして企業が「家庭を大切にできない人は仕事もできないと考えている。だから制度にも力を入れているんだ」という企業であれば、「自社にマッチしている」と判断するでしょう。

つまり、理由自体にはOKもNGもなく、重要なのは、その理由が「企業にマッチしているかどうか」なのです。企業がどういう人を求めているか、何を大切にしているか、これをあらかじめ知ること、そして自分の求めるものにマッチしているのか考えてみると良いでしょう。もしその時点で「マッチしないな」と思うのであれば、その面接は受けるべきではありません。応募者にとっても企業にとっても時間の無駄です。


私たちはコンサルタントとして、企業と候補者をお繋ぎする場合、「企業は○○を大切にしている。なぜならば~」「候補者は○○を大切にしている。なぜならば~」をどちらもしっかり明確にした上でマッチングを行っています。「自分は何を大切にしたいのか整理したい」「企業は何を大切にしているのか知りたい」といった場合は、ぜひ私たちコンサルタントをうまく活用してください。

この記事を書いた人

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

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