2021.04.01
デニム・ジーンズの聖地岡山で生まれた「服飾研究所」とは?
さて、前回・前々回と触れてきました卒園式の謝辞ですが、何とか大役を務め上げることができました。コロナ禍にあって、子供たちのことを第一に考え、様々なイベントを実行して頂いた先生方には本当に感謝の気持ちでいっぱいで、その気持ちをしっかりと伝えたいと思って当日に臨みました。途中、何度も言葉に詰まってしまいましたが、園長先生には「報われました」とおっしゃって頂き、お父さん、お母さん方も涙を流しておられる方が多かったので、うまく気持ちを伝えることができたのではと思います。
ちなみに私の娘や子供達は、シクシク泣きながらよくわからないことを喋っている私を見てゲラゲラ笑っていました。そんなものですよね・・・(笑)
▼妻が写真を撮ってくれたのですが、ピントが合っているものが一枚もありませんでした、、、おいおいどうした、カメラまでも涙に濡れてしまったのか、、、(笑)
ORICで見つけた「服飾研究所」って何?
さてさて、話はがらりと変わりますが、先日アポイントで岡山空港方面へ行くことがありましたので、道中、ふらりと「岡山リサーチパークインキュベーションセンター(通称ORIC)」に立ち寄ってみました。ORICは岡山県の公的インキュベート施設で、新たにビジネスを始めようとしている人や起業を検討している人に、資金やオフィスを提供するとともに、センターに常駐している経営支援実務経験者による幅広い支援を受けることができるなど、新たな一歩を踏み出すベンチャー企業を、ハードとソフトの両面から支援しています。
「インキュベーション」と聞くとITや医療・バイオ系というイメージがありますが、入居企業を見てみると、やはりそれらの事業を展開する企業が目立ちます。そんな中、少し"異質"というか、非常に気になる社名が目に入りました。それが『原田服飾研究所』です。
研究というとまさに医療やバイオが連想されますが、そうではなく、服飾の研究所。非常に気になります。早速ORICのHPを見てみると、こう紹介されていました。「1940から1950年代の米国製ジーンズの再現を試みる」と。・・・何それ、、激アツすぎる・・・!わたくし、ジーンズが大好きでして、一気にテンションが上がりました。
2004年に原田浩介氏と則武佐世子氏の二名で始動したプロジェクト。
「TUKI」や「NORITAKE/HARADA」というブランドでジーンズやパンツを制作しており、オリジナルのテキスタイルを使用した、独自性の高いシルエットが特徴。
http://www.haradafukushoku.com/
デニム・ジーンズの聖地岡山
ご存知の方も多いと思いますが、岡山は国産デニムの一大産地として有名で、岡山産デニムを使用した岡山発のジーンズブランドが数多くあります。ただ、個人的には、正直なところあまりピンとくるブランドがなかったんです・・・。しかし、この「TUKI」「NORITAKE/HARADA」、カッコいいじゃないですかぁ~!私が知らなかっただけで、実はかなり有名なんですかね???非常に気になるブランドですので、もっと調べてみたいと思います。
ちなみに、ちょっと自慢話をさせてもらうと(笑)、私が長年穿いているジーンズは、ニューヨーク・ブルックリンが拠点の『ファーストスタンダード』というブランドです。好きすぎて穿きまくっているのですが、そのためすぐに穴が開いてしまうんです(休日、子供たちとハードに遊んでいるのが原因ですが)。
そこで、日本を代表するジーンズリペア職人の一人(と思っている)である、hands-on(岡山市)の山口氏にリペアしてもらいまして、その画像をInstagramにアップしたんです。
すると、ファーストスタンダードのオーナーであり、デザイナー兼クラフトマンであるセルゲイ氏の目に留まり、喜んでくれたセルゲイ氏がなんとジーンズをプレゼントしてくれたんです!ブルックリンからわざわざ国際便で送ってくれたんですよ!
ジーンズを頂いた私はセルゲイ氏に何かお返しをと考え、選んだのが備前焼窯元「小西陶古」のコーヒーカップ。セルゲイ氏もとても喜んでくれたみたいです。
そんなこともあって、私は「生涯、ファーストスタンダードのジーンズしか穿かない!」と心に決めていたのですが、原田服飾研究所の出現によって見事に心が揺らいでおります(笑)
さすがは「ジーンズの聖地・児島」「デニムの聖地・井原」を擁する岡山、、まだまだ奥が深いですね。。。
大好きなジーンズネタで熱が入り長くなってしましましたが、本日はこのへんで(笑)