転職成功者インタビュー

株式会社リゾーム
田中伸行さん(仮名・ITエンジニア) 41歳

希望していた最先端の仕事と、自分を磨ける環境を地元でゲット。

田中伸行さん(仮名)は、現在ITエンジニア。だが、キャリアのスタートは、紳士服の販売員だった。エンジニアにあこがれて、30歳のときに東京のIT企業へ転職。その後、岡山のIT企業やケーブルテレビ局を経て、今回41歳で4度目の転職に成功した。一貫していたのは、「自分がやりたい仕事にチャレンジしたい!」という強い思い。今回の転職も、今急速に普及している「クラウド技術」に携わる仕事がしたかったからだという。かつてはいろいろな転職サイトを活用したが、岡山県内での転職にこだわっていた今回は「リージョナルキャリア岡山」のみに登録。コンサルタントに自分の思いを話したところ、まさに希望通りの求人が出たところだったという。「引っ越しもせずに、希望の仕事ができるなんてラッキーでした(笑)。これも、地元の案件を豊富に持っているリージョナルキャリアならではだと思う」と、田中さんは笑顔で体験談を語ってくれた。(※本記事の内容は、2015年5月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
3回
活動期間
エントリーから内定まで98日間

転職前

業種
放送・電気通信事業
職種
インフラ系エンジニア
業務内容
通信事業者の技術担当業務

転職後

業種
ソフトウェア開発
職種
ITエンジニア
業務内容
インフラ系のネットワーク構築や、サーバーの管理、クラウド環境の構築・運用など。

県内でも技術力の高さで知られる会社へ

現在のお仕事はどんな内容ですか?

システム開発会社で、エンジニアとして働いています。顧客分析システムや、それに基づく店舗間コミュニケーションシステムをメインとしている会社で、ショッピングセンターの間では全国的に知られています。そのなかで私は、インフラ系のネットワーク構築や、サーバーの管理、クラウド環境の構築・運用などを担当しています。

入社前のご経歴を教えてください。

群馬の大学を卒業した後、最初に入社したのは、アパレル会社です。8年間ほど、店舗で紳士服の販売に携わった後に、東京でネットワークエンジニアにキャリアチェンジ。さらにその後、岡山へUターンし、地元のサーバーホスティング会社と、ケーブルテレビ局において、インフラ系のエンジニアとして働いていました。具体的には、サーバーやネットワークの構築・運用などを手がけていました。

転職のきっかけは?

紳士服の販売からエンジニアにキャリアチェンジしたきっかけは、自分が働いていた店舗にPOSシステムが導入されたことです。「おもしろそうな仕事だな」と思い挑戦することを決め、東京のIT企業に入社したのですが、別会社との統合により、もともと不規則だった勤務時間がさらに不規則になってしまい、地元の岡山へ帰ることを決めました。2度目の転職は、業務内容が理由です。働くうちに「もう少し専門的なこと、特に電気通信事業に携わりたい」という思いが強くなり、ケーブルテレビ局へ転職しました。しかし、昨今になり、クラウドサービスが世に出てきたことで、今まで扱っていたケーブルネットワークの技術自体が、徐々に廃れていくように感じていました。そこで、「クラウド技術に携わってみたい」と考えるようになったことが、今回の転職のきっかけでした。

転職活動はどのように進めましたか?

インターネットで検索しているときに、「リージョナルキャリア岡山」のことを知りました。岡山の求人案件を豊富に持っている印象を抱き、一度相談してみることにしました。「岡山で、クラウド技術に携わることができるところ」という希望を伝えたところ、初回の面談で、ちょうどインフラ系のエンジニアを募集している企業があるとのことで、すぐに今の会社を紹介していただきました。

今の会社に決めたポイントは?

業務の内容が、自分のやりたいことと合っていたことがポイントです。加えて、もともと技術力の高さで有名な会社であり、社員の方が地元で講師をしているなど、手練れのエンジニアがたくさんいる会社という印象を持っていました。そんな環境に身を置いてみたいという気持ちで転職を決意しました。

高いレベルの環境に飛び込む不安はありませんでしたか?

「自分の技術が通用するのだろうか」という不安はありました。ただ、前職ではクラウド技術に関わることは難しい状況でしたから、「このまま続けても」という思いがあり、チャレンジすることを決めました。妻からは、特に反対はされませんでしたが、「ものにしなさい」とはっぱをかけられました(笑)。

休日を自由に使えるようになり、勉強に費やせる時間も増えた

転職していかがでしたか?

まわりの方のレベルが高く、非常に勉強になります。クラウドに関する技術は速いスピードで変化するため、いち早くキャッチアップしていかなければなりませんし、同時にコスト削減も追及していかなければなりません。制限があるなかで、自分のやりたいことをどう実現させていくか。その調整は大変ですが、やりがいがあります。急速に普及している技術なので、楽しいです。

生活面での変化はいかがですか?

前職では、私がほぼ1人で運用していたため、休日も社用携帯を持ち歩き仕事をすることもあったのですが、今はそのような必要がなくなりました。知識を底上げしていかなければ、まわりの話についていけないため、増えた時間を使って、自宅でプログラミング言語などの勉強をするようになりました。同じ岡山県内での転職でしたから、住まいは変わっていませんが、通勤にかかる距離は短くなりました。以前は車で1時間かかっていましたが、今は30分。この30分の短縮が大きいです。

困っていることや課題はありますか?

わからない内容がまだまだ多いですが、そのつど質問したり、自分で調べたりして、対処しています。今まで携わったことのない言語が必要になったり、まわりが話している内容が全くわからなかったり、と、最初は「えらいところにきてしまった」と思いましたが(笑)。しかし質問すると、すぐに教えてくださるので、皆さんも同じような状況を乗り越えてきたのだろうと、がんばっています。私の方が年上である場合も多いのですが、相手が年下でも、気にせずどんどん教えてもらっています。

転職してよかったと思うことは?

引っ越しもせず、希望する仕事に就けていることです。クラウドなどの新しい技術に携われていますし、客先にも出向くようになりました。自分を磨ける環境にいられることがうれしいです。社外の勉強会にも参加するようになりました。会社命令というわけではなく、同僚から誘ってもらい参加しています。時には、講師を務めることもあり、それがとても良い刺激になっています。自分の知識をアウトプットする機会は今までありませんでしたから。こちらが教えたり、逆に教えてもらったり。よい勉強になりますし、知り合いも増えました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

「とりあえずやってみよう」ということを伝えたいです。私自身も、その気持ちで転職しました。「失敗したらどうしよう」とはあまり考えませんでした。動けば得るものはあると思っていましたから。私の場合は、ちょうど募集をしている時で、たまたまタイミングがよかったということもありますが、リージョナルキャリアのような地域に密着した転職コンサルタントに相談するのも良いと思います。以前の転職では、大手の転職サイトを利用していたのですが、その際は自分でスケジュール調整をする必要がありました。しかし今回はコンサルタントの方が調整してくださったので、仕事をしながらスムーズに活動することができました。それがいちばん助かりました。ただ、チャンスはいつもあるわけではないと思います。今あるチャンスを逃したら、次があるかどうかわからない、だからこそ、積極的に情報を収集しておいたほうがよいと思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

田中伸行さんとは2013年6月に初めてお会いしたのですが、その時田中さんは岡山県内の企業でお勤めでした。その企業は事業基盤がしっかりしている、いわゆる安定企業。田中さんは岡山がご出身ですから“暮らしたいところで働く”は実現しておられました。しかし、入社当初は未経験領域の仕事に挑戦し、技術的にも成長を実感できていたようですが、安定企業ゆえ新しいことへの挑戦機会が少なく、あるところから成長感が得にくくなったとのことでした。そこで、ベンチャーマインドがあり、まさに新しい事業の立ち上げを計画していたリゾーム社をご紹介しました。田中さんの入社によりその事業が立ち上がったと聞いた時は嬉しかったです。また何より田中さんご自身が新しいことへ挑戦しエンジニアとして成長できているとのことで、“暮らしたいところで思い切り働く”お手伝いができたのだと実感し、とても嬉しかったです。

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