転職成功者インタビュー

株式会社メイト
小笠原良平さん(仮名・海外営業) 35歳

岡山で海外営業のキャリアを活かす。家族との時間も増えて生活の質も向上。

メーカーで海外営業やマーケティング業務に従事し、キャリアを築いてきた小笠原さん。多忙な日々を過ごしていたため、私生活で4歳と2歳の子供の育児にあまり関われないことを悩んでいた。奥様と話し合い、当時住んでいた京都から奥様の地元である岡山への移住を決意。希望する「海外営業」の仕事を岡山で見つけるのは難しいと思われたが、グローバルに展開している材料メーカーと出会う。希望通りのキャリアを築けることはもとより、「子育てがしやすい環境で生活の質も向上した」という小笠原さんの転職体験談を紹介しよう。
(※本記事の内容は、2021年1月取材時点の情報に基づき構成しています)

転職回数
1回
転職期間
エントリーから内定まで57日間

転職前

業種
メーカー(精密部品)
職種
プロジェクトマネージャー、マーケティング
業務内容
スマートフォン向けタッチセンサーのプロジェクトマネジメント(米国大手メーカー担当)、マーケティング戦略立案および実行

転職後

業種
メーカー(機能性複合材料)
職種
海外営業
業務内容
自動車関連メーカー、医療機器メーカー、家電メーカーなどへの海外営業

岡山で築く、海外営業としてのキャリア。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

まず簡単にご紹介しますと、株式会社メイトはプラスチックの加工性とマグネットの磁力を兼ね備えた「プラスチックマグネット」などを研究・開発・製造している機能性複合材料メーカーです。材料メーカーですので、一般の方が当社の製品を目にすることはありませんが、皆さんが使っているスマートフォンやタブレット端末、電気自動車やハイブリッド車、エアコン、冷蔵庫、パソコン、カメラなど、モーターやセンサーを構成する部品の多くに当社の材料で作られた部品が採用されており、オンリーワンの地位を確立しています。

私はそんな材料の海外営業担当として入社しました。今はまだ現場研修中ですが、海外営業部門に正式配属後はドイツを中心とするヨーロッパ全域や東南アジアなど、自動車関連メーカーや医療機器メーカー、家電メーカーなどへの営業活動を行っていく予定です。

入社前のご経歴を教えてください。

大学を卒業後、広告・看板用の大型インクジェットプリンタを製造する会社に入社しました。そこで海外営業部配属となり、中東・アフリカ・欧州市場のセールス・マーケティング業務、またグローバルサービス部企画チームにて企画業務に携わっていました。その後、スマートフォン向けタッチセンサーを製造する会社に転職し、プロジェクトマネージャーとして2機種の立ち上げに携わりました。

今回の転職のきっかけは?

4歳と2歳の子供がいるのですが、私の仕事が忙しく、思うように育児に関われない状況が続いていました。妻と話し合いをする中で、当時住んでいた京都から妻の地元である岡山に家族で移住するのが良いと考えるようになり、転職を決意しました。

転職活動はどのように進めましたか?

海外と関係する仕事、特に海外営業が希望でしたので、まずは「岡山×海外営業」で検索して情報収集しました。そこから紹介会社へ登録して本格的に転職活動を開始しました。大手の紹介会社からリージョナルキャリアのような岡山に密着している紹介会社まで5社に登録をしました。ただ、海外営業の求人が本当に少なかったため、転職活動が長期化することも覚悟しました。

義父母のサポートがあり、周囲には大きな公園も。子育てに最適な環境。

今の会社に決めた理由(ポイント)は?

そのような状況でリージョナルキャリアさんから紹介しされたのが現職の株式会社メイトでした。まず、材料メーカーとして独自性が高く、競争力のある会社と感じました。また、その競争力が衰えないように研究開発に力を入れており、海外売上比率も大きく、さらに海外営業を強化していくという点にも惹かれました。

また、前職はグループで従業員が5,000名を超える大手企業だったのですが、経営との距離が近い中小企業の方がヤリガイは大きいだろうと思っていたので、私自身の当初からの希望に合致していました。

転職によるプライベートの変化はありましたか?

生活の質が上がりました。前職の時は駐車場代がとても高く、車は所有していませんでした。そのため、どこかへ出かけるにしても公共交通機関か自転車だったのですが、岡山に移り住んで車を購入したので、家族で気軽に出かけられるようになりました。自宅の近くに大きい公園がいくつもありますし、妻の実家も近いため両親のサポートもあります。子育てがしやすいですし、何より妻が喜んでくれているのが嬉しいですね。

今、大変だと思うこと、今後の課題だと思うことはありますか?

大変ということではないのですが、やはり会社が違えばカルチャーや仕事の進め方・考え方など違う面もありますので、職場に慣れるということでしょうか。ただ、同時に中途採用で外から入ってきた者として、職場に染まりすぎるのも良くないかなとも思っていまして、「新しい風を吹かす」ではないですが、これまで経験してきたことや感じたことも大切にして同僚に少しでも刺激を与えられるような存在になりたいと思っています。

これから転職を考えている方にアドバイスをお願いします。

転職は転職先が決まることがゴールではなく、それがスタートだと思いますし、転職を決めたことが正解と思えるか、不正解と思うかは自分自身の捉え方次第だと思います。『自分が意志を持って決めたことは必ず成功させる』という気持ちで取り組んでいくことが大切だと思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
瀬川 泰明

小笠原さんが1社目で大型インクジェットプリンタの海外営業をされていた時の話はとても印象的でした。中東・アフリカ・欧州市場を担当し、現地の代理店と共に積極的にエンドユーザーへの営業活動を行っていたようですが、代理店も様々で、中には良好な関係性を築くことが難しい経営者もいらっしゃったようです。小笠原さはその現実と向き合い、状況を打開すべく海外の通信大学院へ進学し、経営やマーケティングについて学ばれたとのことでした。

小笠原さんは今回のインタビューの終わりに「自分が意志を持って決めたことは必ず成功させる」と仰っていましたが、どんな状況であってもその現実と向き合い、自らの行動でそれを打開してきた小笠原さんの言葉には、とても説得力がありました。

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